なんだか話しても話しても深まらない会話ってありませんか?
もちろん日常でもそう感じる時がありますし、関係性に対してのコーチング(システムコーチング)を行うなかで、クライアントである人たちに会話をしてもらうとそう感じる時があります。
不思議なことに、会話の長さやスムーズさなどはあまり関係ない・・・・。
みなさんも経験あると思うのっですがなんだか上滑りしているような感覚がある時。話はしているんだけど全く深まらない感覚、、一体何が起きているのか?
よく起きている現象の一つに、「具体性に乏しい会話」があります。
例えば・・・・
「こうも不景気だとお互い仕事も大変ですよね」
「本当ですね、もっと政治の世界がしっかりしてくれればいいですね」
「ゆとり世代の教育はどうするのがよいのか」
「僕らの頃はもっと○○で良かったんですけどね」
これ自体が悪いわけではないです、が、こんな会話が続いていっても全く関係性は深まりません。
相手に合わせているようですが、お互いが自分の考えを好きなように話しているだけともいえます。
なんとなくスムーズに行きたいという気持ちの表れかもしれません。
で、そんなときにどんな会話があると、会話が深まり、しいては関係性がふかまるのでしょう。
それは、話しを具体的にしていくための
「核心に迫る質問」
が有効です。
具体的には
「それってあなたにとって具体的にどういうことなのか?」
という質問です。
先程の例でいえば「ゆとり世代の教育はどうするのがよいのか」と言っている背景には具体的にどんなことがあるのか?
この質問をしてみることでこんな会話が生まれる可能性があります。
「実は来年始めて会社で新卒採用を行うので、新入社員の教育体制を検討している」
「自分の部下がゆとり世代の社員に対してうまくコミュニケーションが取れていない、その部下をなんとか支援してあげたいと思っている」
「取引先の息子さんがゆとり世代で、自分に社会人として話をしてあげてほしいと言われて、ネタを考えている」
一般論のように聞こえる言葉も、こういう質問をすることで具体的でその人の今どんなことが起きているのかに焦点の当たる“リアルな”内容に変わっていきます。
(もちろん、単純に一般論としていっただけという可能性もあります)
これによってより早く、本質的な会話になっていくことが関係性自体を深めていきます。
でも、いきなりそんなこといったら嫌わないか?ちょっと急すぎて気分を害さないか?
こんな声が聞えてきそうです。
でも、一度この切りこむ感じをチャレンジしてみてください。
相手もちょっとびっくりしたりするかもしれませんが、それは印象に残ることでもあります。
本当に相手の事を知りたいという純粋な気持ちからであれば、多少の違和感があっても最終的には相手に伝わります。
「自分はいい人でありたい、嫌われたくない」
という事を手放して相手に本当に好奇心を向けてみることです。
めったにないと思いますが、仮に相手が本当に気分を害したとしたらこの行為自体を心から謝ればOKだと思います。単にそれだけです。
自分のことを「知りたい」という純粋な好奇心をもって接してくれる人の存在はうれしいものです、僕は経験上そう確信しています。
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