2011年2月1日火曜日

会話泥棒で人が去っていく

話していてちょっと苦手だと感じる相手がいます。

アレルギーが出るほどではないのですが、あまりそれが続くとちょっとげんなりすることもあります。


どんな、局面でそうなるかというと


「会話泥棒」


されることが続くとき。


会話泥棒とは、相手の話を聴いてそれに関連した自分の話をしだすことです。


ちなみに僕もたまにやってしまうことがあるので、そうならないよう気をつけています。
(飲んでる時が危ない)w


例えばこんな感じです


Aさん 「昨日、実は仕事でいろいろあってさ・・・・」
Bさん 「あー、俺もいろいろあって大変だったよ。実は部長から短納期の仕事を急きょ振られてさ・・」






Aさんはきっといろいろ聴いてほしかったと思うのですが、Bさんが自分にも似た経験がありそれを話したことでその会話は終了。


「あ、ごめん、Aさんの話しだったよね。仕事でいろいろあってどうだったの?」


という、リカバリーがあればOKですが、終始これが続いたらどうでしょう。



僕は以前知り合いにこういう人がいて、本当にいい奴で僕の話も一生懸命聴いてくれようとするのですがとにかく無意識のうちに自分の話をしてしまう。



彼には大事な話をする気が本当に起きなくなって、「もういいや」と思っていた時期もあるのですが、ある時思い切って伝えてみました。



「ちょっと人の話しちゃんと聴いてよ、おれが話してんだよ」



彼は本当にびっくりした顔をしていました。


要は全く本人としては自覚が無かったわけです。



その後彼と話をする中で、面白い傾向があることがわかりました。



「話が盛り上がったと自分が思った相手が、そのあと何故か疎遠になることがよくある」


で、この傾向は僕も以前仕事で一時期経験したことがありました。



何が起きているか今になればよくわかります。



相手の話をもとに、いつの間にか自分の話で一杯にしている状態。(会話泥棒!)



相手が優しい人だったりするとその場は我慢してくれたものの、あとになって愛想をつかして疎遠になっていく。



今考えると、そりゃそうだと思えます。ただ以前は「一体何なんだ?」と思うだけでなく、「変な人だな」と相手が悪いくらいに思っていたからタチが悪いですw



全ての会話で厳密にこれをやってはいけないわけではないですが、自分の関心がどこに向いているのか自覚を持つことは本当に大事です。



一瞬の会話泥棒もすぐにであればリカバリーは可能ですし、そういう自覚があることは相手にとって信頼感を高めることにも繋がります。



上司と部下の会話では、よくこの会話泥棒が出てくることを目撃します。



部下:「先日の取引先との商談で、先方の部長と話しました」

上司:「あー、あの部長な。あの人はマメに連絡取るのが大事だから、その辺り気をつけておけば問題ないよ。」

部下:「そうなんですね」

上司:「そうそう、所で次の提案の準備は出来ているのか?」

部下:「はー・・」



きっと、上司は何も悪気はないと思いますが部下が話したいこととは全く違うところにいってしまったかもしれません。


まずは相手の話したいことに関心を向けて受け止めることから、信頼関係は始まることを僕も身をもって学びました。


みなさんは職場、家庭で相手の話を盗んでませんか?



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