2009年12月30日水曜日

切れのあるコミュニケーション

面接におけるコミュニケーショントレーニングをかれこれ数年実施しています。

いわゆる面接対策的な意味合いも表面上ありますが、これコミュニケーションそのもののトレーニングともいえます。


話していて心地かったり、盛り上がりやすいコミュニケーションとそうでないケースが、人によってはっきりでるのですが、様々な要因がある中で(僕が考えるにですが)一番大きな要因は「決断する力」だと感じます。


コミュニケーションにおける「決断する力」ってなんでしょう?



簡単にいうと、「一言で伝えることができる」ことです。




相手に一生懸命に伝えようと、さまざま情報を盛り込んでしまって、結果として



「で、何なんだっけ?」


となることがあります。これ採用面接だと「うーん、なんか一生懸命なんだけどよくわからない」ということで途中までは勝ち抜くけど、最終や山場の面接で落ちるパターンの典型です。



いろいろ伝えたい情報があるけど、その中で何かを取捨選択して「一言で伝える」。

この決断する力が、切れのあるコミュニケーションを生み出します。


ちょっと勝負師のイメージです、必要がないとおもったものを思い切って捨てることでもあるので。


なこの決断をするためには、相手が本当に何が聴きたいのか、知りたいのかを理解する必要があります。なので、よーく話を聴いて理解することが出来ないと決断しようがありません。

的を得ていることを一言で伝えるから効果があるわけです。(この逆は最悪・・・)




ちなみに失敗してもOKなんです、ちゃんと相手さえ見ていればいくらでも挽回するチャンスはあります。

伝わってないなとおもったら、そこからリカバリーすればいいだけなので。

「今のちょっとうまく伝わってなかったですか?」

という感じで再開すればいいだけなので、怖いこと全然ないんです。

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