2010年3月7日日曜日

コーチングの手法を生かした「苦手な人克服法」②

苦手な人の克服法その2です。

今回のキーワードは好奇心、僕自身コーチングをはじめてみて大きく変わったことの一つとして「苦手な人が減った」という事実があるのですが、それはこの好奇心によるところが大きいと感じます。

例えば・・・・。

いきなり何かすごく怒っているとか、冷たい態度の人とか。たまにいますよね、喧嘩売ってんのか?と思うような態度の人。

昔は苦手な人に会うと「この人はおかしい」とか「そもそも対応しても無駄なのでしない」という行動を起こして、人そのものに×印をつけていました。


それが今はどう変わったかというと、

「この人はいったいなんでこんなに怒っているのかな?」


「一番いいたいことは何かな?」


「こんな態度をとるくらいだから、よっぽど何かがあったんだろ」


その態度のよしあしを判断するのでなく、裏側にあるものは何なのか?

きっとそういう態度をしたくてしている人はほとんどいません、何かよっぽど自分の価値観にそぐわないことが起きている、もっというと価値観が踏みにじられている可能性もあるわけです。

以前は「人そのものへの×印」をつけて終わっていたものが、今は「その態度の裏側にある価値観は何だろう」に変化してきています。

ここで重要になるコーチングの手法が「好奇心を持った傾聴」です。

傾聴とは、情報収集のために話を“聞く”のではなく、話している人に焦点をあててその人のために“聴く”ことです。

あわせて、好きとか嫌いとかは一旦脇に置いてみて相手に好奇心を持ってみる、好き嫌いを脇に置くことが大事です。そこには理由はなくとにかく一度脇においてみる。

そうして好奇心をもって傾聴していくと、今度は相手も変化していきます。

自分に好奇心をもって好き嫌いではなく話を聴いてくれる存在は、多くの人は悪いきがしません、とても嬉しい気持ちになる人も多いと思います。
よって、自分にとって嬉しいことをしてくれる相手には、嫌な態度はとり難い。

そうすると、そもそもの苦手な相手だと思っていた前提が変わっていくことになります。

自分が変わると、周りが変わる。

もし、苦手な予感がしたらまずは好奇心をもって傾聴することを実践してみてください、好き嫌いはとにかく脇においてみて。

きっと、今までと景色が変わってきますよ。

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