2010年3月28日日曜日

コーチング体験会からの学び

26日金曜日に私が理事をしている、一般社団法人ACP(Authentic Coaches Platform)主催のコーチング体験会を実施しました。

ACPのブログです↓(今回の体験会はこれからUp予定)
http://acp-authenticcoachesplatform.blogspot.com/


今回は月末の金曜日にも関わらず予約時点で満席!(お断りした方には本当に申し訳ないです。)


ほとんどの方がコーチングについては知っているが体験としては初めてという方々で、コーチングの基本を見直すには本当にいい場になりました。


ぼくらの主催しているコーチング体験会は、正確に言うと「クライアント(コーチングを受ける人)体験会」です。


コーチングを実施する側面からは巷に様々な情報があります、ただ、クライアントとしての体験はなかなか実際に経験する機会が少ないと感じていて、この企画を行っています。


コーチングを受けてみるってどんな感覚なのか?どんなインパクトがあるのか?それを体感してもらうことがぼくらの一番伝えたいことです。

具体的には15分のコーチングを受けてもらいます。


毎回色々な学びがあるのですが、今回も参加者の感想から改めて多くの気付きや学びがありました。


ある参加者の方が、こんな趣旨のシェアをしていただきました。

「自分としては話したことですっきりした部分があるが、コーチの方はそれを聴いてもらって大変だったのではないか」



コーチのことをそんな風に心配していただいて・・・(涙)、優しい方です。



実はこの感想のシェアは、コーチとクライアントの関係を示唆しています。


まずはコーチングにおける主役は、クライアントであるということです。


クライアントが前に進むために、コーチは全てのリソースを使います、それによってクライアントを支援していくのです。ですので、クライアントにとってコーチングの時間がどういうものだったのか?その視点に常に立つことが必要です。
今回のコーチングの場合、クライアントが話すことでクリアになった部分があるということはコーチングが機能した証でもあります。



もう一つはクライアントの話にコーチは評価判断などを行わないことです。


相手の話に、自分の評価や判断、考えをめぐらすとそれはいつの間にか自分のこととなっていきます。例えば大変そうな話を聴いたら、自分の尺度で大変だなと感じてしまいます。
これはクライアントがどのように見えているか、それを伝えるコーチの役割からはずれてしまいます。


もし自分の話をしているときに、相手が大変そうに話を聞いていたらどうでしょう?
クライアント相手が気になって、自分のことを話すことに集中できない可能性があります。


コーチングは自分の内面との会話をすることで、本当に自分が望んでいることを知ることがまず第一歩です。その内面との対話を促すため、即ちクライアントさんが自分との対話を後押しするためにコーチが存在するわけです。



もちろん、他にもたくさんの学びや気づきを参加者の方々からはいただきました。


特にコーチングをあまり知らない方々の感想は、とてもシンプルでコーチングが日常になっている私達に多くの気づきや発見をもたらしてくれます。ぼくらはコーチングについて伝えることも行いますが同時に多くの学びもそこで得ています(ありがたい!)。


これからも多くの人にコーチングを受けるというのはどんな体験なのかを感じ取ってもらえるよう機会を設けていきたいと思います。


日程の告知も随時行いますので、興味のある方は是非参加してみてください。
知るためには体験が一番です!

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