2011年2月10日木曜日

転職時のコーチング2

僕が転職時のコーチングで、たまに行うワークがあります。


「独立をすることになったら何をしますか?」



というものです。


クライアントさんこれをやってみませんか?というと、

「いや、独立するわけではないので・・・」

という反応があったりします。


確かにそうです。でも、だから意味があるともいえます。






自分の知っている範囲で何かを考えるのではなく、自分の枠を超えて一旦考えてみようというのが目的です。


とにかく自由に自分で独立するとしたら何かを想像してもらいます、可能か不可能かを少し横におくのがコツ。


そして可能性を膨らませた上で、それからそれを現実にするために具体的なリソースや売り上げ目標、ビジネス戦略、自分の役割なども考えてもらい、今出来ることと、出来ないこと、ではどうすれば出来るかを真剣に検討してもらいます。



不思議なものでこれをやると、プランの段階とはいえそんなに非現実的な内容よりも結構いけそうな中身になることが多いから不思議です。


さっきまで独立は考えたことがないと言っていた人だったことをお忘れなくw


で、別に転職やめて独立すればということではありません。


ここから気付く本当の自分の価値観やプランの中から、現実的な転職を考えるときに役立つことはないか考えてもらいます。同時に自分にあるリソースやこれから必要になるものも疑似体験的にはっきりすることもあります。


一旦自分の価値観や大事なことを詳細に考えてみた上で選択することは大きな内発的なエネルギーを生み出します、自分で考えたことなので当然と言えば当然です。


自分の志向を横において「求められていることに応える」事に終始してしまったり、自分の知っている範囲でしか考えが広がらない事が転職時にはよくあります。


大事な決断だからこそ、真剣に考えればこそ、そうなり易い。



そんなときに発想を転換して自分の枠を出てみる、目先の事象ではなく大きな文脈から決断ができる。



そんなサポートができるのがコーチングのメリットです。



※余談ですが新卒の就職活動中なんかも是非このワークはやってみるといいのではないかと真剣に考えています。

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