2011年9月5日月曜日

好きな理由は“祭”と“場”

今、まさに全国的に秋の“祭”を実施している時期。


僕が住んでいる武蔵小山(目黒区と品川区の境あたりに位置)でも、多くの神社や地区で規模はさまざまですが活発に行われています。


正確に住んでいるところは品川区なのですが、もともと小さな下請け工場が多かった地区で洗練されているというよりは、車が入れない細い道もまだ結構ある下町のような雰囲気の場所です。



結婚と同時に引っ越してきて、もうすぐ10年たちますがこの街をとっても気に入っています。



なんでそんなに好きなのかな?と考えると交通の便がいいとか、商店街があるとかいろいろありますが、そういったことも含めてこの街にはこの街特有の“場”があることかもしれません。









僕は仕事柄“場”(会社・組織にある“場”なども含め)ということに高い興味関心があるのですが、この武蔵小山近辺は新しいものを取り入れ発展しながらも、古くても良いものや地元の人同士の繋がりもはっきりと存在している、僕にとってはとっても理想的な“場”です。



10年前に比べると見た目はだいぶ変わりました、駅のリニューアルや線路の地下化、新しい建物やお店も増加。本当に小奇麗になったかとw



でも、不思議と雰囲気はあんまり変わっていないというのが住んでいる僕の印象、いつもほのぼのとした、どこまで行っても洗練されない感じが大好きです。


僕のマンションは100世帯くらい住んでいます、10年前の新築で決して地元の人ばかりではないと思いますが、大人も子供も挨拶して何となく顔は知っている間柄です。


こんなこの“場”にある流れを創っている一つの要素が“祭”かと。


毎年時期になると各町会ごとに神輿や山車が準備されます。



参加している人は本当に多様。


この道数十年のおじいさん、きっとその息子位の働き盛りな人、地元の主婦、どう見ても普段はギャルのような女の子、小さな子供や赤ちゃんもいる。そして恐らく訳がわかっていない外国人も結構見ます。


見ていると本当に楽しそうに、この時間を楽しみにしていた感じが伝わってきて・・


そういう光景を見た僕感じるのは、自分の街が張子ではなく独自の“場”を持っていることに対しての「誇り」です。


自分たちの街だとすごく思っている自分に気づきます。


以前、地価動向に関していろいろ調べていた時に知ったのですが長く祭りが続いている土地は地価が安定しているというデータがあるらしい。


僕は様々な“場”を創るサポートをしていきたい自分の想いを、いつも住んでいるこの場所に教えてもらっています。

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