パーソナルコーチ、システムコーチとして独立をしてみて、時間の使い道を本当の意味で自分で決めるときに様々なことが起きることを経験しました。
今まで、多くの時間を仕事として使ってきた所から、全く何の制約もない所にいくと始めは戸惑うことも多いのが実感です。
そうすると、どんなことが起きるか?
なんとかして、時間を埋めようとしたくなります。
僕はそんなにこの衝動が強くないほうじゃないかと思うものの、独立した人達の多くに聞くと大抵
「独立当初は何かやっていないと不安でしょうがなかったので、なんでもいいからやっていた」
という、声が多いです。
会社員の頃よりもはるかに時間的にもタフに働くこともしばしば。
僕も、「何かやらないと」という不安な気持ちがよぎることもあります。
いろんな人にアポイントを取ってランチして、自分のことを伝える時間を取ってきた気がします。
もちろんこれはこれで必要な活動です。
そんな中、猛暑の8月にお客さんもみんな休みだし、夏バテ気味だし、ちょっとやけになって1週間くらい何にもしない期間をとってみました。
夏休みでリフレッシュというわけでもなく、仕事以外に他のことをするわけでもなく、仕事場兼自宅と近くの公園で時間を過ごす日々。(ちょっと暗い)
これ、やってみるとわかりますが実は何もしないってとっても人間にとっては難しいものです。
普段、
無意識のうちに何かをやっている
ことに気付きます、人間の習性なんですね。
でも、
なんか少しやりたいなと思ってもやらない。
大丈夫かな?っと思ってもやらない。
他のことで時間つぶしみたいなことも、やらない。
やりたいことが出てきても、あえてやらない。
以前、僕はCTIのコーチである山田博さんのワークショップで、3日間、森に入って何もせづに過ごす体験をしました。
いわゆる世の中一般で言うような生産的な活動は全くしません、でもここから本当に自分がやりたいことに向かうきっかけがつかめた経験があります。
これがあったから、こんなに何もせづにいれたのかもしれません。
話は戻りますが、とにかく何もしなかった結果、今度はしたい欲求に駆られます。
でも、以前と違うのはとにかく何かしていないとという不安ではなく、これがしたいというはっきりした感覚があることです。
今までは、独立したばかりでもあるので「とにかく何でも」とい感覚が強く(もちろんこれは悪いことではない)、その中でも何を軸にしたいのか、力を入れたいのかははっきりしていなかったと思います。
特にすぐにお金にならなそうなものに対してなかなか取り組めない自分に気付きます。
でも、この何にもしない期間を経ていくつかやりたい!と思うものがはっきりしてきました。
その中で意外だったのが「英語」。
正直できたらいいな、というレベルで係わってましたが、自分の中では結構ものにしたい気持ちが強いことに気付きました。でも普段は、「そこそこ」な関わりしかなかった英語。
これ以降僕の中では、かなり優先順位を上げて取り組んでいます。
もちろん、まだ初級ですが・・。
スポンジの水を一回よーく絞るとそのあとの吸収が高いように、
一度インプットをとめて自分を「カラカラ」に乾かしてみる。
何が吸収したいのか見えやすいことはもちろん、カラカラにした後の吸収力は凄いですよ!
遠回りのようで、一番の近道だと確信しています。
みなさんもどうでしょう?
何にもしなければいいだけです、会社でもできます。
人の目なんか気にしない!
心からお勧めです。
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