2010年1月5日火曜日

美容院は何をしに行くところ?

表題の件一般的な正解は「髪を切りにいくところ」です。
(女性はもっと色々あるかもしれませんが、僕は髪を切るだけなんで・・・)

でも本当にそれだけでしょうか。


以前僕が長らく通っている恵比寿の美容室で、面白い光景がありました。

ある男性のお客さんが入ってきて、よくみると既にかなり坊主に近いような短髪。
床屋ならまだしも美容院では珍しい、おしゃれ短髪って感じでもありません。

その人は、(確か)消防関連の仕事をしていて基本的に常にかなりな短髪にする
必要があるらしいとのこと。


どうやっても、あまり変化をつけることができない短さ・・、なんです


だったら、それこそQBなんとかみたいな10分千円系のところにいけば、
というかバリカンで自分で手入れすれば?と思いました。

その美容室は少なくとも4-5000円はかかるので。単純に切るだけなら4-5倍のコストです。


でもずっと彼はその美容室に来ているとのこと。
彼に聞いたわけでもないので本当のことはわかりません。
が、少なくとも髪を切るだけでは理由にならない気がします。


自分の場合を考えてみると・・・。

もちろん、髪をかっこよく切ってほしい!これは間違いないです。

でも、僕の場合はそこのオーナーと

「おしゃべり」を楽しみにしている

ことが多いことに気づきます。
店がすいている時は、髪を切る前後に30分以上しゃべっていることもあります。

彼は本当に話を聴くのがうまい、でも客商売っぽいいやらしさもなくて僕にとっては何だかいろんなことを話せる存在。話がしたいと思ってしまう、不思議な魅力があることも事実です。

感覚的には、「髪を切ってもらう」と「おしゃべりする」が5:5くらいのイメージ。


きっと、短髪の彼もこのオーナーの魅力にやられているに違いない!と確信しています。

ここのオーナーはもしかすると、髪を切らずにしゃべる相手をすることを本業にすることも出来るかもしれません。僕ならカット代の半額払ってもしゃべりにいっちゃうだろうな、そう考えるとすごい!


あ、これ本当の意味での価値に対する対価について話したかったんです。

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