システムコーチング(関係性へのコーチング)や、人間関係スムーズセミナーなどを行うと非常に面白い傾向があることに気付きます。
例えばセミナーの冒頭でみなさんにこんな問いをお渡しします。
「今日、このセミナーから持って帰りたいことはなんですか?」
この問いに、
「会社での人間関係に役立てたいです」
という返答が多くあります。
やはり、会社などでの人間関係で少なからずとも悩んでいたり、気になっていたりする方は多いようです。これはいつの時代も変わらないのかもしれませんし、今のような時代ゆえに多いのかもしれません。
しかし、終わる時に面白い変化がある人がいます。
「今日の気付きから、日常で何をしますか?」
という問いを渡すと、はじめに「会社での人間関係」について話していた人から以下のようなコメントが出てきます。
「まずは妻に優しくしてみようと思います」
「母の話をもう少し聞いてみることをやってみたいです」
「子供の気持ちを改めて考えてみようかと・・・」
会社の話は何処へ??
システムコーチング(関係性へのコーチング)や、その要素を活かしたセミナーを実施すると、最初は会社での人間関係(上司や部下、あるいは同僚)などに活かしたいという話をしていた人の多くが、終わるころには「家族」や「パートナー」などの比較的プライベートな関係に焦点が変わっていきます。
これは本当に面白い傾向で、特に男性に顕著な傾向です。
正直どんな因果関係があるのかは、全くわかりませんw
もちろん統計的に整合性が取れるほどサンプル数があるわけではないですが、実感値からするとかなり高い確立でこういったコメントがあります。
うーん、あくまでも僕自身の見解ですが・・・
人は自分の関係性に自覚的になった時、身近で大事な人との関係性に意識が向くのではないのかと。
こういう見方もできるかもしれません。
本質的に大切関係性は潜在的な状態になっていることが多く、初めからそのことに焦点を当てることが少ない。
コーチングをやっていると、クライアントが初めに話した話題はあくまで大きな主題に向かうための入口でしかないことが多々あります。むしろそういう時のほうが多いとも感じます。
関係性に関しても同じことが言えるのかもしれません。
なんだか、会社の関係性を考えるうちにすっかり家庭が円満になったり、パートナーとの関係が良くなったりしていくのかもしれません。
ひょんなことから、身近な関係性に変化があれば本当にうれしいです。
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