2010年9月10日金曜日

コーチングが機能するかは始まる前に決まっている?(コーチングの関係性)

コーチングというと、実際のコーチングセッションでのやりとりや、そこでのあり方、スキルなどについてクローズアップされがちです。


もちろんそこでのやりとりそのものがコーチングが機能する要素の一部であることは確かですが、その前提にある、コーチとクライアントの関係性そのものが重要であることもよく知られています。


私たちが学ぶCTIでは、この関係性を「意図的な協働関係」と呼んでいます。

ちなみに、意図的な協働関係はこんな風に書かれています



「コーアクティブコーチングにおいて、良い結果が得られるかどうかは、コーチ一人の力によるのではなく、コーチとクライアントという2人の関係性にかかっています。したがってコーチとクライアントは、互いに協力し、クライアントが求めるものを手に入れるための最適な関係を気づく必要があるわけです」
(コーチングバイブル第2版 P32より抜粋)



ここでいう「クライアントが求めるものを手に入れるための最適な関係」とはどういうものでしょう。


コーチとクライアントによって最適な関係違います、時間の経過で変わることもあります。
ただこのベースにはコーチとクライアントが率直にお互いのリクエストや、自分の傾向、癖、そしてあらゆるコーチングが機能するために必要なことはなんでもお互いで話せることが重要です。




最も避けなければならないのは、本当はこう思っているけど、それを伝えられていないことです。



そしてこの原因はコーチとクライアントがお互いの関係をよくしたい想いが強すぎると起きる傾向があります。


・「以前伝えたリクエストが今はしっくりしていなくなっているが、自分から伝えたリクエストだから」
・「本当はコーチの関わりに不満があるが、一生懸命関わってくれていることもあっていまさら言いだせない」
・「言いだしたことで、ギクシャクした感じになるのは怖い」


こういった状態が続くと、表面的には良い状態をキープすることはできますが、そもそもの目的である「クライアントが求めるものを手に入れるための最適な関係」からはおそらく遠くなっていくでしょう。コーチングセッション自体をいくら頑張っても、土台が揺らいでいるような状態といえます。


「クライアントが求めるものを手に入れるための最適な関係」をキープするために、どんなことが必要かということ自体を話し合うことも重要かもしれません。
もし、難しい状況になったときにお互いが何を大切にするのかも明らかにしておくことも大切です。


コーチとクライアントの関係性をよくするとは、表面的な良い関係ではなく「クライアントが求めるものを手に入れるための最適な関係」をつくることだといえます。


ここまで書いてふと思いましたが、普段の人間関係はどうでしょう?

同僚、パートナー、親・・・・。

この人との関係性にはどんな目的があるのでしょう、それぞれの「最適な関係」はどんなものでしょうか?

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