子供の時に、“○○ごっこ”という遊びを皆さん少なからずともした経験があると思います。
何かのシチュエーションを決めて、役に成りきる。子供であればその真剣さからけんかになったりすることもあったように記憶があります。(僕はウルトラマンごっこをしたな、世代がわかりますねw)
“ごっこ”というとなんだか子供時代のみの事のように感じますが、大人になってこの“ごっこ”ができることは楽しく生きていく重要な資質だとコーチングを通じて実感しています。
「もし、○○だとしたら?」
コーチングの中でクライアントが一つの視点にとらわれて行き詰っていると感じたときに、こういった問いをすることがよくあります。
想像しうる現実的な内容であれば受け入れやすいですね。
「もし、宇宙からこの状況をみてみたら」
「もし、世界的に有名な芸術家だったら」
「もし、異性だとしたら」
もちろんすんなりそこに入る事もできる人もいるでしょう、「いやいや、実際そんなことは現実的ではないので考えても意味がない」という人もいるかもしれません。「そんなことやったこのないから、実感がわかない」という声もあるかもしれません。
僕もなかなかこういったシチュエーションに入っていくことは以前は難しいほうでした。(なんとなく男性のほうが苦手な気がします、根拠はありませんが・・・)
何度もこういった体験をしているうちに今はすっかり慣れてきましたが。
でも、この“○○ごっこ”という仮のシチュエーションにまずは入ってみることで、意図的に今までと違った発想や視点が生まれることがあります。
以前、知り合いのクリエイター(男性、すごーく優秀な人で多くのアワード受賞している方です)が、仲間とアイデアに行き詰ったときに女装をして女言葉でアイデアを出し合ったことがあったそうです。その結果がどうだったかは知らないのですが、彼らなりに状況を打開しようと真剣に考えた結果こうなったようです。要は“女装ごっこ”ですね。
何か今の状況を打開したいと考えるときに、まずは自分からこの“ごっこ”に入ってみる。
すぐに役立つか役立たないかはわかりません、でも今までいた場所にいる限り大きな変化を望むのは難しい。もちろん、なにかのきっかけで、発想や視点が変わることももちろんあります。
この“○○ごっこ”は新たな発想や視点を見出すことを自発的に意図的に起こすことともいえます。
遊び心を持ってやってみるのがポイント、あと、この“ごっこ”のいいところは全くのノーリスクだということです。
内容によってはふざけているように見えるようなことかもしれません、でもそれで本来の目的が達成できるならすっごい楽しいと思いませんか?
0 件のコメント:
コメントを投稿